2020年1月20日月曜日

置き去りにした原点へ

   1月14日(火):事務所棟南面の断熱防水パネルのカット方法について、朝一で工場スタッフと話す。先日工場でのカットは不可能なので、材木など扱う工務店に外注してほしい旨申し入れがあった。休日に開発部スタッフSさんと実際にやってみて、比較的容易にできたことを説明。再度、工場での試みを依頼。
 新しい総務スタッフの頑張りで、リニューアルするホームページもかなり形が出来てきた。総務の担当や販売部スタッフと、プロジェクターにて見ながら意見をすり合わせする。夕方、幹部会。

  1月15日(水):工場の設備・ライン計画をお願いしているN中小企業診断士と、進行状況と課題について。先日辞表の件で話したSさんが、とりあえず3月までは職場環境変化の様子を見たいととのこと。とりあえず良かった。工場でカットし断熱ボードに吹付てテスト。午後、環境整備委員会。夕方、幹部会。事務機能の変革に向けて。夕方、今年最初の災害防止協議会。多忙さもありか、集まりが悪い。
三鷹にある国立天文台の第一赤道儀室。約100年前の建物。太陽黒点の観測を60年
続けた。スキルある技師たちが、地道に続けた成果と努力を、今も見ることが出来る。


  1月16日(木):凸版印刷さん来社。事務所北側を、凸版の外壁仕上げ素材でモデル施工の計画。見積もり金額がでてきたが、400万近い見積もり。展示会や宣伝に凸版さんも使うのだからと、金額の見直しを依頼。午後、LIXILの顧問さん来社。浴室のサーモタイルの供給ルートについて打ち合わせ。

  1月17日(金):特許事務所打ち合わせ。先日の東京理科大のテストに基づき、課題の検討。午後、工業会議。…9月に、今の工場の現状では、まだ本格的にリムシート営業が出来ませんと工場から発言があり、本格受注をずらしてきたが、改良も見えないまま、再度工場に資金を入れるのは早いと、話が振り出しに。思わず切れてしまい、机をたたいてしまった。此処は、工業高校じゃない。何度も方針を元に戻すなら理由を説明してほしい。同じ話の繰り返し、話しのレベルが低く過ぎる。

  1月1日(土):午前、八王子クリニック。先日の脳のスキャン時にひっかった首回りの血管のエコー検査。あまり問題はないとの事。午後、工場へ。M役員から、総務主任候補から進退の話し有りの事。寝耳に水。先日のSさんのこともあり、すぐ本人から話を聞く。事務スタッフの人間関係がよくない。基本的な相手への配慮の欠如だから始末が悪い。当日、在社の社員さんと個別かグループで個々の認識と思いを聞く。
 2年前に施工した三郷の浴室防水の現場で、膨れが出た。貼り直し工事が終わり、剥がしたシートが手に入り観察する。壁面は20cmしか防水を立ち上げておらず、裏に水が回るのは仕方ないが、汚れが思ったよりひどい。貴重なサンプル。人脂の汚れは特に落ちにくい。クリーニングに使う洗剤の検討に入れねば。
総務の仕事を、次期社長が担当部長としてみることに。
総務の若いスタッフに補助を頼む。一緒に基本から勉強
会社の人間関係の充実にと、Nさんから戴く
日本で一番進化している建築会社の紹介とか。








 組織再編のまっただ中。ごたごたが続く。避けて通れない過程とは思う。芯の通った方針もなく、総務としての知識・意識・使命感は希薄だ。一から真摯に組み立てがいる。後から来たスタッフは特にやっていけない。ごたごたの原因は何か?どうしたらいいのか?

 辞めたい理由を聞かせてもらいながら、半世紀前を思い出す。宮沢賢司も戦争を生み出す原因の一つは、人のコミュニケーション能力の貧しさと考えた。世界共通語、エスペラント。希望する人を意味するこの言葉は、エスぺランチストを生み、一時は世界各国に支部もできた。大学に入り、エスペラント部に入り過ごした時代をふりかえる。べ平連・大学闘争、香港の現状に時代を重ねる。
 そこから、共同体運動を知り、人間解放の理論のためにを書いていた見田さんとも出会った。名古屋のわっぱ・心境農産・山岸会・大倭紫陽花邑。姉の体調が悪くなり東京に戻った。一燈苑にたどり着く前に共同体を訪ねる旅は終わったが、人が憎み合わないシステム考えることは、人生の課題だったはず。多忙さに置き去りにした原点に、また戻る。


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