2017年11月5日日曜日

老朽化する建物と終の棲家の寿命の話

     10月30日(月):新しい工場の企画を少しづつ進める。元K建設の社員だったSさん来社。息子さんの住む住宅の漏水について相談に。午後、新入社員の友人の女性(19歳)が会社見学。研究所・開発所を案内。そのあと、女性同士の夕食会。途中まで参加。50歳近い年齢の開き。思いつくままの会話で何を伝えられたのか?

  10月31日(火):新しい防水材の実験開始。介護施設や病院などで転んでもケガしない為の床や壁用のシート開発テスト。スプレーや刷毛塗りの塗装方法の違いも検証していく。産業雇用安定センターのIさん来社。社員候補者の紹介をしていただく。唐津に帰省し高校廻りをしたN高校の先生より、入社希望の高校生の会社訪問について連絡をいただく。夕方、八王子工場新設に向け、5か年計画打ち合わせ。夜、職長会。現場にての仕事が多く、会社の企画がちゃんと伝わりにくい。来月は社員さんと、個別ミーティングを組むことになった。
11月5日の日本カントリー紅葉見ごろ
雨続きで閉鎖多くゴルフ場側も
プレヤーを詰め込んだ?感じ
11月4日木枯らしの空。旧暦9月16日
満月に近くまん丸。木枯らしと群雲が
満月を彩る。







  


  11月1日(水):開発所にて吹き付けテスト。午後、都内工事事務所にて改修工事の下打ち合わせ。

  11月2日(木):昨日打ち合わせの改修工事について、基本的な情報集め整理し提出するための下調べ。午後、八王子工場の売買け契約についてK不動産来社。取り決め金額の根拠数字の積み立て検討。

  11月3日(金):文化の日。一日中、開発所にて実験。テスト用に作ってもらったサンプルを使い切る。サンプル材の感触はOkだが、施工法についてはまだ検討の余地あり。

  11月4日(土):むさし府中商工会議所にて日本リノベーション・マネージメント協会の無料セミナー。私用があり少し遅れて参加。セミナー終了前のフリートーキングで自分の住むマンションの大規模改修例を紹介。毎年変わる理事会の問題点。マンションを作ったゼネコンと委託される管理会社の癒着を思われる根拠を披露。マンション改修の闇の部分は、システムの問題だと思うことを話す。参加したマンション住民の何人かが大きく頷いてくれたのが印象的。午後、帰社後開発所他。

地元の商工会議所での初のセミナー
組織的な宣伝が必要なことを痛感。
セミナー参加者同士は、大規模
改修の闇の部分。悩みに共感か?

築50年を超える超高層ビルが
増えていく。大規模マンションも
そうだ。今後30年・50年の延命を
する為の技術が求められるのだが。











 



 

 がむしゃらに働き続けた団塊の世代は、多くの建造物を残す。だが、建物の多くは、60年の寿命を前提に作られた。30歳で新築のマンションを買い、70歳になる今、後20年があなたのマンションの寿命ですと告げられる。20年後は90歳。年金暮らしの身とすれば、建て替えは困難を極めるはず。そんな当たりまえの図式を前に、今だ無頓着な人々が多いことに驚く。毎年変わる理事会メンバー。何とか何もなく任期が終わるのを待つ理事さんが多いこと。70歳を過ぎ、高齢を理由に理事会に参加するひともいなくなるマンションを見てきた。明日は我が身なのだが、背中に火がついてもわからぬ歳になっては、どうすることもできないのに。

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