2016年9月4日日曜日

台風と震災記念日 進む温暖化が異常気象を平常としていく

   8月29日(月):午前中は事務。自社がメーカーとして動き出すに当たり、15年保証の工法を確定しなければならない。同業者との勉強会に向け、資料作成と、メール・電話。午後、異業種交流会のNさんの工場の漏水調査。昭和の建物でもあり、大きな壁面にかなりの漏水痕がある。足場を組み、壁面自体を工事したほうが良さそう。提案を作ることになった。

  8月30日(火):台風10号、北海道へ。月一度の会計事務所とのうちあわせ。夕方、S大学のM先生と防水に関しての打合せ。今後の実験や検証工事のすすめ方について助言を頂く。

9月3日雨の合間のジョギング。大栗側左岸。朝晩は秋めいて。
8月31日(水);朝、駆け足のように営業会議。課題がたて込みじっくり打ち合わせの時間が取れない。研究所にとび、15年保証に絡む今後の課題を整理。午後、某材料メーカーの責任者来社。今後毎週定期的に勉強会を設定。3時過ぎ、銀行紹介の会計事務所の責任者来社。今後会社の5カ年計画を御願いする。5時、N社のS課長、試作した型取りサンプルをお持ち頂く。思ったより綺麗な仕上がり。成型材の大量生産に向けての打ち合わせ。

  9月1日(木):震災記念日。朝、事務。午後、都立産業技術研究センター本部。合同異業種交流会の2月開催に向け、約20人で打ち合わせ。『交流から協働へ』という、テーマは決まったが、関心のあるテーマ毎に分科を作り話合う。話し合いの効率的な(実り多い)進め方が決まらない。・・・・・再度世話役さんで打ち合わせ、再度会合を持つことになった。・・・・帰り道、同行していたFさんの車で送って頂くことになり、前後含め、約2時間の打合せと、よもやま話。

  Fさんは、当社工法検証のための検査機作成について、相談に乗って頂いている。前回、試作機のプレゼンをして頂いた。その時の彼の感想。

  大きな会社にいた方たちは、石橋を叩いて渡る。ものになる(売れて採算が合う )と確信が持てるものしか手を出さない。僕ら、中小企業の責任者は、それが世の中に必要なものと自分が思うのなら、チャレンジする。どうして成功させるかが問題で、出来ない理由を探すことに時間を裂くのは?
  中小企業の責任者は、自社の財布を覗きながら、切り詰め必要な時間と経費を捻出、失敗してもそれを勉強(失敗は成功の母?)と、次の糧にする。僕より、機器の開発に注がれた時間と努力が圧倒的に多いFさん。頭がさがる。

  9月2日(金):客先K建設の安全パトロール。バスで、都内と多摩地区の2現場へ。人通りの激しい渋谷区の現場と、橋脚の耐震補強工事(山の中)。対称的な現場だ。パトロールの後、法定福利費の話になる。社会保険や、厚生年金に入らない現場労働者は、来年11月から現場で働くことは出来なくなる。整合性が整っていると思えないこの制度は、若い現場労働者の未来を守り、反面一部の労働者を、現場から追い出すことになる。

内部。外壁からの漏水でシミだらけ
コンクリートの「中性化」が進み、鉄筋が錆、爆裂






屋上の機械室。防水の下地処理がほぼ完了
サッシ廻りの防水(シール)を撤去。
シールの厚みは、規定10mm以上だが。5mm?20年以上前の防水材は未だに弾性に満ち防水能力が残ってている。施工が完全であれば、部位によっては、まだ防水は生きているはず。
9月3日(土):認定NPOやまぼうしの入る旧H小学校の漏水補修工事。
築後、40年に満たないはずの建物は、とてもそう思えないほど傷んでいる。
社員さんに、コンクリートやシーリング材の具体的な劣化の実例として説明。古いコンクリートのかけらを使いながら、新しい当社開発の材料で、短時間で補修できる材料・工法の説明も。
  夕方6時、同業者社員さん、奥さん(41歳)の通夜。・・・・合掌。

 台風12号。九州へ向かう。時速10K。長時間の雨にならなければいいが。
10号の岩手・北海道の被害を、今日もテレビが追っている。

 温暖化と一言で片付けられない。集中豪雨と竜巻を伴う風。確実に変わっていく気象の変化に、建物を守る技術と対策は追いつくか?準備は遅遅としてて進んでいない。そして震災対策も。

0 件のコメント:

コメントを投稿