あれから、40年以上経ったことになる。光陰矢のごとしだ。あるときは必死に、ある時は無責任にその時その時を生きてきた。だが、多くの笑顔と善意に囲まれて生きてこれたことは間違いない。その時時に出会い、一瞬一瞬を共に行きてくれた人達に感謝だ。心の触れ合いの中で励まされ潤い生きてこれた。うまく生きれたかは問えないが、されど、我らが日々である。
工事現場の花壇に。秋が彩り始める。 何故か、この花は、秋祭りを連想させ 山笠や祭り太鼓へイメージが。 |
今、多摩川の土手に群生。朝露にニラの花が輝く この時期になると、栗の実や、ねっとりした甘さの やまぼうしの実が、野山に熟し始める。 |
9月5日(月):K設計事務所より連絡があり、当社の工法で工事予定の物件が、瑕疵保険に通らないとのこと。その保険会社に訳を効いてみると『工法としての登録がない』とのこと。50年ぐらい持つ工法だが、大型の機械がなければ施工できないことと、増量材がすくないため材料代が倍になる。10年だけ持てば良い防水がお客さんの要求ではない。が、受注競争で安く施工するため最初から防水工法に入れる建築会社はまずいない。このため、瑕疵保険会社も、工事店の多くも、この材料も工法の存在すらもしらない。
知り合いの、他の瑕疵保険会社の技術担当の方と急きょ打合せ。瑕疵保険を請けて頂く段取りに入る。
9月6日(火):木曜日に某ゼネコンの研修会に講師として呼んでいただいている。化学物質のリスクアセスメントと、当社のメーカーになる試み・特許などについてプレゼンする。説明のためのサンプル作成。
メーカーとして当社が動くには、大きな資金の裏付けがいる。某銀行に紹介していただいた会計事務所に、5ヶ年計画を一緒に作ってもらうことで話が進んでいる。今日は、私の頭の中を覗きたいとかで、半日缶詰の打ち合わせ。
なるほど、5ヶ年計画とはこういうことか。推測はしていたが、改めて緻密な現状分析と会社のシステム組み立て直しについて少し(?)理解させてもらう。
9月7日(水):研究所を工場に格上げするには、企画している製品を早く量産せねばならない。ドレン関係の量産打ち合わせを午前中に。午後、某社とのOEM打合せ。15年保証工法の課題整理。
9月8日(木):台風の影響か?朝から集中豪雨。雨の中、異業種交流会で知り合った立川のH製作所さんを訪ねる。社長さんも同席していただき、2時間かけ、当社の工法に使える材料・技術があるか?コストは?の打合せ。目からウロコの技術・材料もありサンプルをいただいた。工場を見学させていただき、材料により生産効率が大きく異なることもみ見せつけられる。
夕方、某ゼネコンさんの研修会へ。現場経験者の方が多いので、実に真剣に聞いて頂く。時間がオーバーし完了したのは1時間20分を超えていた。
とんぼ返りで、災害防止協議会を府中四谷体育館で。終了後、パートナーの外注社長さんたちと打ち合わせ。
実際に見てもらうのが一番と サンプルを幾つか持参した。 水中に浸したモルタル片を 取り出し、濡れているのに接着 処理と,整形する。話が終わる頃 には、硬化して接着。 |
機械室を2棟防水した、雨のため先々週下地処理した のを、今日一日で、防水を完了させた。新しい工法の 実証テストも兼ねている。15年は、楽勝で防水の維持 が可能だ。 |
9月9日(金);研究所にて、OEM・15年保証工法について打ち合せ。午後、研修センターの改修工事確認。夕方、社内打合せ、資金繰り・組織的な問題点・受注環境の変化への対応は?
9月10日(土):超速硬化ウレタンスプレー現場に朝か夕方まで。赤外線カメラ、膜厚計2種類、風速計等持ち込み、リムクイック(15年保証の当社商標名)の実証試験を兼ねた施工。管理者4名(記録込)、施工4名で。テストピース作成も。・・・・管理側も自分でやりながらの工事になった。実際人が多く出入りするスペースのため、安全管理の具体的テーマも突きつけられる。
大容量の電源がいる。発電機。材料を 加熱し粘度を下げる。吹付け機械と材料を ドラム缶に入れて運び込み、トラックから ホースで吹付ける場所まで持っていく。 材料は、65℃まで加熱.硬化時は85℃。 |
無風なら、簡単な養生ネットで飛散防止 が、可能だが、風や、民家が近いと 本格的な、飛散防止システムがいる。 施工時間が早くて高性能でも、小面積の 防水には、高価になりすぎ不向きだ。 |
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