2016年2月6日土曜日

されど我らが日々


  2月1日(月):大型駐車場の防水工事開始。超速硬化ウレタンスプレーの工事、今期の我社のスプレー防水で一番大きい現場。しかも下地は、30年以上経過したスパンクリートというコンクリート版を敷き詰めた床。当然漏水している。現場乗り込みの立会。

 2月2日(火):駐車場立会2日目、一時間。その後、首都高の剥落防止防水の確認テストを研修所開設予定の建物で。夜、認定NPOやまぼうしの打ち合わせ。

 2月3日(水):今日は安全パトロール。朝から、バスで都内と多摩地区。建築と土木の現場。土木の安全書類のチェックは初めての経験。建築と違い、パターン化された作業では無いので、安全管理もカルチャーショックあり。

 2月4日(木):首都高の実験記録のまとめ、参考資料として、担当JVに送付ささせてもらう。今回の駐車場防水は急に決まったため、QC工程図が未完成。下請けの担当部長と2時間打合わせ。できない理想を追うのでなく,現実にできることを組み立てることで、意見が一致。今後の工事に繋がる工程管理マニュアルにしよう。

 2月5日(金):研究所にて、『防水工事15年~20年保証』に向けてのプログラムの進め方を再検討。今の防水材の能力‥特に超速硬化ウレタンスプレーのような高強度防水材なら、どこを調べても施工管理さえできれば、20年は楽に維持できるはず。終了後、当社の技術顧問と駐車場の現場へ。下地処理を確認し、問題点の洗い出し。・・・・多むね順調だが、課題もあり。夕方から、研修所予定建物の掃除。明日、清掃したここへ、UR用のテストシートを、養生保管に搬入する。

 2月6日(土):多摩地区のクロス(内装)屋さんを地元の同業者に紹介してもらう。当社の社員は、シーリング工事は得意だが、貼り物防水は不得手。連携と、コーチングの依頼。研修所のマネージャーに娘の連れ合いを勧誘。仕事内容を説明し、協力を求める。午後、駐車場の現場へ。

  K特許事務所より、当社のリムシート工法が特許として認定されたとの連絡あった。。2011年に特許申請だったかなあ?。5年の月日とお金・エネルギーがかかったことになる。特許事務所さんお疲れ様でした。
 特許で揉めた最大の障害は、なんと昭和50年頃の特許。だされたものの、当時としては、技術的に絶対不可能な工法で、認定されたものの、世に出ることは当然なかった。そんな昔の情報も知ることなく僕らはプログラムした。今の技術レベルを持ってしても4年はかかった、40年前の夢物語が、現在の可能性を塞ぎ続けているという日本の特許システムの不思議な世界。海外に技術者が出て行くわけだ。アメリカならすぐ認められ、当事者同士が話し会うとか?夢のようなシステムだそうだが、本当だろうか?

表面の研磨・目地材の撤去・目地部のシール(防水)。来週から、超速硬化ウレタンスプレーで防水に入りたいが、今晩は雪予報。せっかく乾燥した下地がどこまで雪で水分を含むか心配だ。
研修所予定の建物は、平成2年に建てた。材料・工具・自然食の販売店として当社のアンテナショップだった。地域の職人さんとの連携の場でもあった。その後、NPOやまぼうしの作業場等、それなりの役割を果たしてくれた。現在、当社の二階のグループホーム関係者の住居でもある。
 掃除をしながら、一緒にここで過ごした人々が走馬灯のように蘇る。ここで共に時を過ごした仲間達に感謝。支えてくれたこのスペースにも感謝。今は会えない人も多い。されど、我らが日々という言葉を思い出す。


蕗の薹メッケ。2月末が普通のはず。早い。
スケルトンにし、研修所としての内装工事へ。







                                                                     

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