建築関係の仕事は、特にリニューアル工事は祝祭日やお客さんの都合に左右され、手配はジグソーパズルの組立より大変な時が多い。社員さんの不公平感や、残業の多少にも気遣わねばならず、気が休まる暇がない。まして、お客さんにあった人の手配となると大変だ。毎日現場に走り回る職人さんの気持ちまで心を砕く手配さん。お疲れ様。
月に2回、営業会議を開く。今回の営業会議では、①ばらばらな勤務時間のどこから残業をつけるかが議題に。タイムカードを持ち歩いているわけではない。不公平感が無く、職長責任を尊重しながらのルール作りを話し合う。過去の職長会で決めたルールも紐解きながら。②先月不休災害だが、小さな事故がおきた。事故が起こるたびに、関係者が集まり反省会。対策マニュアルを作る。そして周知会。90人を超える周知しましたのサイン。これから、仕事が増え、現場に不慣れな人が増える。教育システムの再検討。③現場ー営業ー事務ー管理。4者のネットワーク構築のため、スカイプ、ドロップボックスのネット構築。8人で約3時間の会議。
・・・・現状の情報を開示し、職長会など皆で考えることを続けてきた。すんなりとはいかなかったが、曲り道をたどりながら今にたどり着いている。
新築関係の仕事は予算が少なく(仕事量が少ない時代が長く続き、仕事確保の値下げ合戦で赤字の新築現場が当たり前になっていた)利益が出ないため、リニューアルの仕事に力を入れている。予算が前もってわかるリニューアル工事が大きな損はないし、いい仕事ができる。・・・しかし、リニューアルの仕事は、お客さんお都合で、簡単に仕事が先送りされる。今期の当社の予定の1億以上が先送りされた。お客さんに迷惑をかけたくないため、能力以上の受注を控えようとするが、これも調整は至難の業だ。
・・・・・皆を遊ばせないために、安くても仕事確保。値下げ合戦。利益のために「赤字を出さないため」受注金額に合わせた、いわば手を抜く仕事を正当化する。悪循環がそこにある。
・・・対策の一つ。施工工法・原価・施工体制と職長さん。できるだけ情報を開示し、お客さん「管理組合」と一緒に考えるシステム作り。リノベーション・マネージメント。悪循環からの解決策の一つとして、今、取り組んでいる。
研究所のそばに、障害者のためのグループホームができた。その庭の一角の花畑に咲いている。 |
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