2015年6月22日月曜日

マーケティング3.0から4.0へ

 世の中を考え、俯瞰し、自分達の望ましい未来「僕にすればプラトーかしら」を考える時、いくつかのキーワードがあると思われます。今、我社で組立中の一つ、日本リノベーション・マネージメント協会の活動は、、客先「マンションの居住者」が、一緒に自分たちのマンション改修を考えてくれることを前提にしています。

 私の会社は、防水工事や建物のリニューアル工事をしています。6~7年前に自分の住むマンションの大規模改修工事がありました。私は、中小企業の社長ですので(理由になりませんが)、時間に追われ、自分の住むマンションの理事会活動には無関心でした。他の人にたのめることは、極力手を出したくありませんでした。面倒くさい、まして住んでる場所の人間関係に深入りすることのは、極力避けたいことでした。
 そんなある夏の日、お盆休みを控えた1週間くらい前の日に、理事会から大規模改修のための総会のお知らせが、舞い込みました。総会で承認し、9月から工事に入りたいとのこと。あまりにも唐突なので、理事長に聞くと、順番の理事会で、前理事会がきめたことなのでとのこと。それでも、情報を開示もせずにいきなり集めて総会は無謀でないかと聞きました。そしたら、見積書はあるので、見てくれとのこと。
 それはあんまりと、一晩かけ3社見積もりの対比表を作ってみました。マンションを作ったゼネコンの見積もり(管理会社は、マンションを創ったゼネコンと販売会社で選んだものらしい。そのまま30年近く管理会社は変わっていなかった)と、その他の2社、計3社の見積もり書。見積もりの数字は、面積・数量・工法もバラバラ。共通項目を拾い出し、その項目だけの対比表とすると、一番高いゼネコンに施工が決まっていた。・・・・初めて、総会に出席。全員に対比表を配り、素朴な疑問を聞いてみた。紛糾。大規模改修工事は、修繕委員会を作り、次の理事会へと、見送りになった。

 対比表を作成し、紛糾の原因を作った手前、修繕委員会に参加。これも、極力手間を省きたく、管理のための設計事務所を公募し、そこに委託することとした。ある設計事務所を理事会が指名、その設計事務所がどう考えたか不明だが、出てきた提案見積もりは、予定額の65%以上高い金額。管理会社も、この金額なら、銀行借り入れができますとのこと。 
 そこから、修繕委員会は頑張った。実に頑張りました。設計事務所との契約を解除。修繕委員会と理事会で工事を管理することとしました。予定金額で、耐震補強工事まで完了。いい施工会社に巡り合えたこともありました。そして、マグニチュード8の3.11。震災の後、マンションの皆に、ありがとうと言われ、うれしかったこと。
 余談になるが、その後2年かけて管理会社をチェンジ。マンションの管理規約も30年ぶりに今年、変更された。・・・・・改修工事の前提になる建物の面積も工法も、完了検査もすべてが管理会社に利するようになっていたと思う。

 そんな苦い思い出から、日本リノベーション・マネージメント協会に賛同。価格開示・施工の工法・施工会社・資金の流れ、すべてを、オープンすることを手法としている。マンション住民の立場に立った理事会と、一緒に勉強会をしながら、工事を進めるシステムを、目指している。

 …長くなりましたが、ここでやっとマーケティング3.0にたどり着きました。スマホやタブレットで簡単に情報が検索できる時代。賢い消費者を一緒にめざしましょう。 http://liskul.com/wm_3-5690
此処にアクセスしてください。これからの未来を考える一つのあり方かと思います。うそのつけない時代なら、一緒に考えていければうれしいです。ここで、僕より上手な説明をしていますから。面倒だからと、みんなで目をつぶったら、ずいぶん高い付けを払わされていくんです。

 
 

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