1月31日(火):不燃タイプのトップコートの性能確認に追われている。どう見てもまだ半製品。防水工事の時、施工した防水面の表面を覆うと、かなりの防炎機能があるため何とか使えるようにしたいが。自己消火性のある当社の製品の表面に使えれば、新潟の火災のような延焼はかなり防げるはず。
5日。桜が丘公園。春。蝋梅から梅の香 |
水仙,雪中花とも言ったっけ。寒い中けなげ。 |
2月1日(水):安全パトロール。立川へ。先日工具を落とした現場。足場とゴンドラの設置状況を確認。終了し会社に帰ると、今度は新宿で狭いビルとビルの間で作業中、隣のビルにゴンドラが触れクレーム発生とのこと。夜、関係者11名で反省会。二度と起こさないための対策確認と周知会の打ち合わせ。
2月2日(木):都立産業技術研究センターにて拡大異業種交流会。当社は展示ブースに参加しているので社員のF君を同行。私は、グループに分かれた討論会に参加。企業の責任について2時間話し合う。討議したグループは今後また会合を持つことになった。F社員、『新しいお客様が増えそうです。勉強にもなりました』とのこと。終了後、懇親会。産技研の世話役と今後の当社との提携の仕方について。
建材展でのプレゼン準備にテストを重ねている。
同じウレタン防水と称されるものを並べ、異なる
トップコートを塗り分け、燃やしてみる。一部は
液体化し、大きく燃え盛る。焦げるだけもあり。
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燃え方に大きな差。燃えにくい当社の
製品は、表面保護材は焦げたが、
中は無事。(右側のグレー部。)
同じ防水材でもこれだけの差が。
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2月3日(金):研究所にて建築建材に向けての進行状況確認。変更点の任務分担確認。午後、パートナーカンパニーさんと15年以上の防水保証について今後の勉強会の進め方にを検討。建築建材展でのプレゼンビデオ関連について。夜、NPOやまぼうしの本部にて幹事会。業務評価方法・給与査定他検討。
2月4日(土):展示会の案内につける招待文の作成。建築建材展用のプレゼンビデオの撮影用リムシート作成。
メーカーになることもあり、会社の組織図を見直している。社員さんの仕事の仕訳の整理を早く進めなければ。夕方、K駐車場の現場施工状況確認。
煉瓦に当社の材料で防水し煉瓦に近い大きさの ハンマーにて、煉瓦をたたき割る。 |
下に敷いたコンクリートが破断する。 煉瓦は割れても、防水が守っている。 |
何故メーカーを目指すのか?最近よく質問される。一番大きなきっかけは3・11の仮設住宅防水だ。既存のメーカーの仕様だけでは、対応できなかった。異なるメーカーの製品でも、コラボさせることで可能にできる防水工法がある。南相馬の仮設住宅工事で、二社の製品を組み合わせ3か月と言われた工事を10日くらいで完了させた。当然保証はメーカーからでない。このため、施工店は通常できないと言うしかない。当社責任で工事をした。5年次点検に昨年南相馬に行ったが、まだ5年以上は楽に持つことがわかった。
40年近く現場作業に従事し、多くの優れた製品や技術がコラボされれることなく、有効利用されていないことを見てきた。お客様に申し訳ない。強靭で燃えにくい材料や、エコを目指せる技術がありながら、性能を引き出されることなく研究し作り上げた人たちの努力も消えていく。10年どころか30年は管理次第で楽に防水性能が維持できる材料も、メーカー都合で10年保証の枠をでない。多摩防水だけに15年保証を出すわけにはいかない。メーカーの弁だ。温暖化防止や、老齢化が進みメンテ費用も少なくなり、建築労働者もす少なくなる。そんな未来がすぐそこにあるのに。
今まで、疑問を多く持っても手を打てなかった。現場労働者の僕らが、パートナーカンパニーとしてチームを組み、これらの課題に向かい合う。そのためのメーカー立ち上げ。お客様により役立てる道筋をつけていきたい。
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